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消費者金融に潜む危険
失敗談から学ぶ利用法
アバウトな金銭感覚が生む悲劇
ここ数年来、借金を重ね返済不能に陥る多重債務者が増加し、自己破産者は年間24万件(2003年)に達しています。多重債務に陥るキッカケはリストラなどによる生活のための借金、計画性のないクレジットカードの利用などが挙げられますが、原因としては以下のような点が考えられます。1. クレジットで無計画に買物を重ねていく
2. 生活苦・低所得あるいは、事業資金の資金繰りのために借りてしまう。100万円の借金からでも多重債務は始まるので要注意です
3. 友人・知人に頼まれて訳もわからないまま連帯保証人になってしまい、債務を負うことになってしまう。これは自己破産する人の約1割が該当します
4. 金利計算もせず、返済額がどの程度になるか確たる見通しもないまま借りてしまう
5. 取り立てに追われ、その場しのぎで別のローンを借りてしまう
6. 悪質なトイチ業者や紹介屋、整理屋の被害に遭う
――主に以上の6点ですが、アバウトな金銭感覚が借金を生み、それを埋め合わせるために借金を重ねたり悪徳業者に引っかかったりするなど、さらに状況を悪化させるという負のスパイラルに陥るケースが多いようです。
多重債務に陥らないためには?
多重債務者が出来上がるのは大体、以下のようなパターンです。有名な大手専業から順に借りる⇒借入先が増えすぎて大手では借りられなくなる⇒マイナーな中堅以下の消費者金融で借りる⇒ここまで来ると、正規の業者はどこも貸してくれなくなる⇒ヤミ金に手を出し、最終的に自己破産――。多重債務に陥らないためには、まず将来の収入の見通しを慎重に考えるべきです。今のご時世、右肩上がりの保証などあり得ません。消費者金融などを利用する際には、返済できる計画が立たないお金は借りないぐらいの強い意志が必要です。そして面倒がらずに、金利計算を必ずやってみることも大事です。
また、借入後も限度額までだからといって安易にキャシングしないこと。借り入れは本当に必要な額だけに留めましょう。ローンカードはキャッシュカードではありません。クレジットカードなどの枚数も自分で管理できる範囲にとどめ、多くなり過ぎないように注意し友人に貸さないなど自己管理を徹底しましょう。
そして多重債務に陥らないための最大の鉄則は、返済のための借り入れは絶対に行わないことです。結局、その分の借金が増え返済額も増加するわけですから、全く意味がありません。返済が滞るようになったり不可能になったら、早めに家族や周囲の人などに相談すべきです。また、借り入れ先に相談してみるのもひとつの方法です。消費者金融会社もできるだけ利用者の事情を鑑み、支払い条件の見直しなど柔軟に対応してくれるはずです。それでもどうにもならない場合は、すぐに弁護士会などの相談窓口へ行きましょう。何よりもいけないのは、ひとりで悩んで全てを抱え込むことです。

